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親の家を売る人が急増!その理由とは?
2020年現在、日本は超高齢化社会となり高齢者の孤独死も増えていることから65歳以上の老人が一人で住宅に住んでいるケースも少なくありません。
そのため、高齢者となった自分の親を介護施設や老人ホームに入れて、親の家を売却するという人も増えています。
なぜなら「使わない不動産を所有していても税金がかかる」からです。(固定資産税など)
また、親が亡くなり実家を相続したとしても、地元には帰らず相続した家を売る人も多いです。
その背景には2015年から相続税制が改正され、それにより相続税の課税対象となる財産を持つ人の割合が、全国平均で約4%から6%台に広がったためです。
今まで相続税の心配をしなかった人でも気にする人が増加し、親族から譲り受けた土地や建物などの「不動産を売却したい」「売却を検討中」という人が後を絶ちません。(私の知人Aさんもその一人です)
今回はその知人(Aさん)が不動産のプロから教えてもらった家を売る時のポイント・注意点をまとめて紹介します。
親の家を売る!その前に確認すること
両親が介護施設や老人ホームに入り、誰も住まなくなった実家や親が亡くなり相続した不動産(家、土地など)を売る前に1つだけ確認することがあります。
それは「本当に売ってしまっていいのか」を話し合っているかどうかです。
不要な不動産(土地・建物)を必ずしも売却しなければならないわけではありません。上手に活用出来るかどうかを吟味した後で、売却するかどうかを決めるべきです。
不要な不動産の活用方法は主に以下の3つになります。
1.そのまま家を賃貸物件として貸し出す
2.建物を壊して駐車場として貸し出す
3.新しい建物を立て直して貸し出す
上記3つはどれも「家・土地を貸し出して家賃収入を得る」という活用方法になります。
今回はテーマが「」なので活用方法は割愛しますが、気になった場合は調べてみるのがいいと思います。
まあ、もしその気が無いなら家を売るのが賢明ですが。
家を賢く売る方法!
上手にかつ、賢く不動産を売る時の大事なポイントは「近所の不動産へは行かない」ことです。
なぜなら、不動産業にはいくつもの分野があり、近所の不動産会社が相続不動産の売買に詳しくなければ意味が無いからです。
また、「大手の不動産会社なら安心だ」と思って、その不動産会社だけの査定金額で決めないようにするべきです!なぜなら、損をしてしまう可能性があるからです。
損をすることなく家を売るには
損をせず上手に不動産を売却する方法は「複数の不動産会社に査定してもらう」もしくは「複数の不動産会社に仲介の依頼をする」ことです。
要はいくつかの不動産会社に査定をしてもらって1番高い金額を提示してくれた不動産会社に売る(この場合「買取」になります)か、仲介をお願いして買ってくれる人を探すかになります。
もし気になるなら家を高く売却している人も利用している「不動産無料査定のサービス」を利用することをお勧めします。
親の家を売りたいけどローンが残っている場合は?
親の家を売る方法はわかったけど「家を売りたいけど住宅ローンが残ってる人はどうすればいいの?」「家を売っても借金だけ残るんじゃない?」と疑問に思う人も少なくありません。
ですが、そこは心配する必要はありません。ローンが残っていても家は問題なく売ることができます。
「任意売却」で家を売る!
住宅ローンが残っているけど売ったら残債が0円になるケースは存在しますが、あなたの状況がそれにマッチするかはまた別の話です。
住宅ローンが残っている家の借金が無くなる家の売り方は「任意売却」という方法です。
任意売却について説明するとかなり長くなってしまうので今回は割愛しますが、借金が0円になる可能性があるかもしれませんので、不動産屋さんではなくそれを専門にしているプロに一度、相談してみるのもアリだと思いますよ。
相続した家を賢く売る方法
親から相続した家や土地を上手に売却する方法として、以下の手順に沿って進めることが望ましいです。
【1】相続した親の家・土地を名義変更する
相続した親の家・土地を売却する前提として、その不動産が死者(親の)名義のままでは、買い手が付きにくいため、売却が困難となります。
相続した親の家・土地を死者名義のまま売却する方法もありますが、不動産を購入する側としては、その不動産に問題やトラブルがないかを注意深く見るものです。
そのため、相続した親の家や土地を売却するときは「相続登記によってきちんと名義変更」をしておいた方が良いでしょう。
【2】不動産会社に売却を依頼する
相続登記が完了したら、相続した親の家・土地の売却を不動産会社に依頼します。
相続した親の家・土地の売却を不動産会社に依頼するだけでしたら、費用はかかりませんので、心配は要りません。
ちなみに、費用が発生するのは、不動産の売却が成立した時だけとなり、仲介手数料として売却金額の3%+6万円を不動産会社に支払います。
その場合でも、まずは「あらゆる不動産の売却案件に特化した相談所」などに聞いてみるのがいいと思います。(もちろん無料相談ですよ)
ぜひ参考にしてみてくださいね。