マンションの売却時によくあるトラブルとは?事例も交えてご紹介します!

目次

不動産(マンション等)の売却にはトラブルは付きもの!?

戸建、マンションに限らず住宅や土地などの不動産を売る理由は人それぞれですが、取引額が大きい不動産だからこそ、売却時のトラブルは避けたいものです。

しかし、少しでも注意を怠ると不動産の取引で起こってしまうトラブルはその後、大きな影響を受けかねる場合があります。

そのためにも今回はマンションを売却する前に「よくあるトラブル」を事例を交えてご紹介し、トラブル回避方法を伝授します。

マンションを売る時にトラブルが発生する?


私の知り合いに不動産に精通している宅建士のプロがいます。その方にお聞きした際、近年マンションなどの不動産を売る人が増加し、さまざまなトラブルが生じていると言っていました。

お聞きした事例をまとめましたので参考にしてください。

【事例1】不動産会社とのトラブル


マンションに限らず不動産の売却時によくあるトラブルの多くは「不動産会社とのトラブル」です。

契約の内容についてなど交渉の時には、さまざまな事をお話します。

また、不動産会社そのものに問題が無くても、担当してくれた人と売主のこちら側がいくら話をしても噛み合わないことも少なくありません。そうなってしまえば上手に売却する事が難しくなってしまいます。

そうならないためには「なんかこの人、合わないな」「こちら側の希望や話を聞いてくれないな」と違和感を感じたらその場で仲介をお願いしないで、「もう一度検討します」と伝えて速やかに不動産会社を後にしましょう。

それから他の不動産会社へ伺いましょう。
そうやって何社か回ると自分と波長が合う不動産会社(担当者)と巡り会えます

マンション(住宅)という高価なものを扱うのですから、遠慮してはいけません。こちらの話をしっかりと聞いてもらえて、さらに希望に合うような対応をしてもらえる不動産会社へ仲介をお願いした方がいいです。

【事例2】売却するマンションの相場を把握しておく


マンションなどの住宅を売却する際、以下の2通りの方法があります。

1.不動産会社に仲介を依頼して買主を見つけてもらう
2.不動産会社等の専門業者に買取してもらう

どちらの場合だとしても売却するマンションの「相場」をある程度は把握しておく必要があります。

よく聞く話では、相場を知らなかったばっかりに足元を見られて安く買い叩かれるケースです。

これは価格交渉の際に相場を知らないから「そんなものか」と妥協してしまうことによって引き起こるトラブルだったりします。

そうならないためにも、事前にインターネットで似たような間取りの物件(マンション)がいくらで売られているのか調べておきましょう。

【事例3】不動産会社をたらい回しにされる!?


これは本当によくあるトラブルなのですが、ある人(Aさん)が近所の不動産会社Bへ出向き、「マンションを売りたい」と伝えます。

しかし、B社は主に賃貸物件を扱うため売買は得意ではありませんでした。(不動産会社は得意不得意など専門があります)

そうなってしまうとどうなるか・・・?
結果的にAさんは他の不動産会社C社へ行くように言われたのです。

C社は売買を得意とする不動産会社だったので無事に取り扱ってもらえましたが、実は裏ではC社からB社へバックマージンが発生していたりします。(紹介料として)

なのでこういう場合はその紹介料もAさんが知らないうちに支払っていることもありますので注意が必要です。

このようなことにならないためには、やはりインターネットで不動産(マンション、戸建)の売買をしている不動産会社かどうかを調べて電話などで問い合わせてから出向くようにしましょう。

トラブルを回避してマンションを上手に売る方法


マンションや戸建てなどの家、さらには土地などの不動産を売る時は、何度も「売値」について話し合う場面に遭遇します。

なぜなら、売主、仲介業者、買主の三者それぞれが希望する条件があるからです。

例えば、売主であるあなたが「〇〇〇万円で売りたい!」
不動産仲介会社は「仲介手数料など、売上はこのくらい欲しい!」
マンションを買いたい人は「予算はこのくらいしか無い」
という事でそれぞれの立場から希望を話す事も少なくありません。
(まあ高価なものを買ったり売ったりするので仕方ないですが)

こちら側(売主)が主導権を握って話を進めるためには、交渉材料として「他社の査定額」があると話が楽に進みます。

他社の査定額があれば交渉時に舐められない!


売主と買主の仲介をする不動産会社は、物件を扱って手数料を売上として儲けて事業を成り立たせています。

ということは、売買を成約させることで売上があがるため、売主と買主の両方の希望の中間あたり、もしくはそれ以下の金額を提示してきます。(買取業社ならもっと安価な金額を提示してくるでしょう。転売目的ですから)

もしそこで、他社の査定額があれば、「A社はいくらで、B社はいくらでしたが?」と伝えることができます。

こうするだけで査定額が変わってきます。
なぜなら、不動産会社は、売主は素人で詳しい事は分からないだろうと思っているからです。

マンションを売る際はまず、無料で査定をしてくれるサービスで、家や土地の価値を査定してもらうことが大事になります。

不動産売買トラブルを避けるためには・・・


マンションに限らず、戸建・土地などの不動産を売買する時にトラブルにならないようにするには、先ほども言いましたが、「1つの不動産会社だけでなく複数の会社に査定をしてもらう」ことがとても大事です。

不動産会社には専門分野(マンション、戸建、売買、賃貸、新築、中古など)が違います。

売る物件によって扱い方がまるっきり違うため、査定額に響くどころかあまり親身になってくれないといったケースも多いです。

売買に消極的な不動産会社の場合、必要な事を言い忘れたり、書面でやり取りせず口約束したりなど軽率な行動をしないとも言えません。(言った言わないの水掛け論などは日常茶飯事です)

ですので、1つの不動産会社ではなく、複数の不動産会社へ相談するようにしましょう。