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自宅のマンションを住み替えたい!
マンション住み替えを考えているとき、今住んでいる家は売却するのと賃貸に出すのはどちらがいいのでしょうか。2つの選択肢のうちどちらを選んでも、メリットとデメリットは存在しています。状況によってより良い選択肢は異なるので、プロセスやお金の問題を考えて家族の将来設計を含めて決めるようにしましょう。
住み替えをする時のメリットとは?
例えばマンション住み替えで今住んでいる物件を売却する最大のメリットは、現金収入が手に入るという点です。手放すことで現金収入が得られるだけではなく、今後の維持費も必要ありません。
そして住宅ローンが残っている場合には、まとまった金額が入ることで一度に返済することもできます。住宅ローンの返済は、返すまでの期間が長いとその分だけ支払う利息の額も多くなります。
一気にローンを返済することで、利息の支払いの負担を減らすことにもつながります。
逆にデメリットはあるの?ないの?
メリットがある一方で、売却する場合のデメリットも存在しています。デメリットの1つが、売るタイミングによって価格が変わるという点です。そもそも不動産の相場というのは、経済状況に応じて大きく変化します。
そのため売りたいと考えているなら、その時の状況を見極めて決断することが大切です。状況を見極めるといっても、素人が判断するのは簡単なことではありません。そこで不動産会社と相談し、地価の動向を見極めて売るタイミングや売り出し価格を決めることが大切です。
売却の諸費用や税金について
また売る場合には、諸費用や税金のことを計算に入れることを忘れないようにしましょう。売却の手続きには、仲介手数料や所有権移転登記にかかる費用、住宅ローン抵当権抹消費用さらには契約書印紙代があげられます。売るために必要な諸費用を差し引いたら、住宅ローンの残債を下回るもしくはマンション住み替えの資金には足りないこともあるので、金額の確認をしたうえで計画を立てることも大切です。一方で売却益が出た場合には、譲渡所得税の納税も必要になるので注意しましょう。
住んでいるマンションを貸し出す
マンション住み替えを検討しているなら、今住んでいる物件を売るのではなく賃貸に出すという選択肢もあげられます。賃貸に出す最大のメリットは、借り手が見つかれば毎月家賃収入が得られるという点です。
特に所有する物件の立地が良くて借り手が見つかりやすい場合には、安定収入を得やすくなります。そして売るのではなく貸す選択をする場合、資産として持ち続けることが可能です。
所有権を持っていることで、将来的に子どもなどに残す相続財産という形で利用できます。
自宅を貸し出して家賃収入を得る
住み替えをするといっても、転勤などの一時的な転居によるものだという方もいます。将来的に戻ってくる可能性がある場合、売らずに貸すことで戻ってきたとき同じ場所に住むことも可能です。
そして自分が住んでいない間も収益物件としての利用価値が生まれます。さらに家賃収入が得られるスタイルを選択しておいて、まとまった現金が必要になったら売るという形で利用するのも1つの手です。
金融機関に相談してから対応しましょう
賃貸は家賃収入が得られるチャンスがある一方で、空き室リスクがあるという注意点も存在しています。貸し出した物件の入居者がいなければ、家賃収入は0円で維持費はかかってマイナスの収益になります。
管理や維持には継続的にコストがかかるというデメリットを理解したうえで、物件を貸し出すか判断しましょう。
また住宅ローンが残っている物件の場合、金融機関に無断で賃貸に出すのは契約条件に反します。転勤などの状況の場合には、住宅ローンを扱っている金融機関に相談してから対応することが大切です。
このようにマンションの住み替え時に家を売却するか賃貸に出すかという点には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあげられます。個々の状況を判断したうえで、どのような選択肢が適しているのか判断しましょう。