2020年3月から、池袋〜西武秩父間に新しい特急列車が走り始めました。
その名は「Laview(ラビュー)」。
今までに見たことがない新しい車両で行く秩父の旅はますます楽しくなるでしょう。
新型特急「Laview(ラビュー)」ってどんな電車?
2019年(平成31年)3月16日、西武鉄道では25年ぶりとなる新しい特急車両が誕生しました!
「Laview(ラビュー)」の名前の由来は、
「L」は贅沢(luxury)なリビング(living)のような空間。
「a」は矢(arrow)のような速達性。
「view」は大きな窓から移り行く展望。
これらを組み合わせて
「Laview(ラビュー)」
と名付けられたのです。
(形式名は001系)
監修は、日本建築学会大賞など、国内外で数々の賞を受賞している建築家の、妹島和世さん。
「今までに見たことのない新しい車両」
「次の100年に向けた出発点の車両」
を目指して設計、製造されました。
そのため、内外装は、これまでの電車に無い特徴や優れた点がいくつもあります。
まず、電車の「顔」とも言える先頭車は、半径1.5メートルもの大きな三次元の曲面ガラスを運転台の窓に採用。
このデザインはインパクト大で、これほど目立つ電車の「顔」はまだ見たことがありません。
さらに、客室の窓は、幅が約1.5メートル、高さ約1.3メートルもの大きなガラスを使用しています。
これまでの特急列車は横長の窓がほとんどでしたが、「Laview(ラビュー)」は縦方向にも横方向にも大きくなり、
西武鉄道沿線の変わりゆく景色を大パノラマで楽しめます!
日本の鉄道車両でこれほど大きな客室窓は前例がなく、通路側からも車窓をじっくりと楽しめます。
客室内は、妹島氏が「西武線と言えばこの色」と語る、黄色い生地の座席を配置。
この色は西武鉄道の通勤車両の車体色で、座り心地は身体を包み込まれるような感覚を得られます。
座席の背面にはノートパソコンを置くことができる大型のテーブルがあります。
また、グループ客で座席を向かい合わせた際にテーブルが無い不便さを解消するために、
インアームテーブルも設置されています。
これでお弁当や飲み物を置くスペースに困ることもありません!
そして、全ての座席にAC100Vの電源コンセントが設置されているので、乗車中にスマホの充電をする事も可能です。
このように、座席は他社の特急より大きく進化しています。
運転室と客室の仕切りを大型の窓にした事にも、前面展望性へのこだわりが感じられるポイントです!